東京オリンピック陸上男子100メートルの代表の多田修平選手。
多田修平選手といえば、毎回素晴らしいスタートダッシュで観客を楽しませてくれます。
今回は、多田修平選手の代名詞でもある「ロケットスタート」について迫ってみたいと思います!
多田修平のロケットスタートのコツは?
多田修平選手の走りの凄さの1つは、スタートダッシュ「ロケットスタート」です。
多田修平選手のスタートはかなり特徴的なんです。
スタートしてから中盤くらいまでの間、地面を向いて、全く前を見ずに走ります。
そこからどんどん加速していくのが多田修平選手の最大の武器です。
詳しく見ていきましょう!
多田修平のスタートのスロー動画
多田修平選手のスタートのスロー動画です。
他の選手が体を起こしていく中、多田修平選手はうつむいた姿勢をキープしているのが分かりますね!
あのまま走り続けられるのが驚きです!
もう一つ、東京オリンピック男子100メートル代表が内定した2021年6月25日の陸上日本選手権のスロー動画もご紹介します。
奥から4人目が多田修平選手です。
多田修平選手の姿勢を見ていると、風の抵抗をあまり受けないようにして進んでいるように見えます。
ロケットスタートをすることで、後半の加速につながっていますね!
多田修平のスタートダッシュのコツ
多田修平選手の「ロケットスタート」のコツは、
飛行機が離陸するイメージ
なんだそう。
多田修平選手が詳しく説明していましたよ!
僕はすごい低空スタートが特徴的なんですけど、そのイメージとしては飛行機が離陸するような感じで、徐々に徐々に身体を起こしていくってイメージで走っててて、
僕の場合、身体が立っちゃう走りなので、スタートから急に顔を上げて走っちゃうと風の抵抗をすごい受けて、タイムに影響するので、スタートから風を少しずつ切り裂きながら入るというイメージですね。
引用元:あすリートチャンネル
風を切り裂くという表現がとても分かりやすいですね!
なるべく風の抵抗を受けないようにするというのは、すごく合理的な走り方なんだなと思いました。
でも、多田修平選手のように背中が丸まっている前傾姿勢は一般的にはNGとされる走り方なんだとか。
普通は、背中が丸まっていると足を蹴り出す力が逃げてしまい十分に力を発揮できないんですよね。
多田修平選手は、筋力をあまり使わず、最小限の力で前に進んでいます。
そのため、後半までスタミナを維持できるというメリットがあるのです。
多田修平選手は無意識のうちに、人間の体の特性をうまく使っているんだそう。
一般人は到底マネできません!!笑
そんな多田修平選手のロケットスタートはさらに進化しています。
2020年…スタートから約43m地点で体を起こす
2021年…スタート地点から約62m地点まで前傾姿勢
理想では、なんと70~80mまで前傾姿勢を保ちたいと語っていたました。
多田修平の練習方法は?
多田修平選手がどんな練習をしているのか気になりますよね!
多田修平選手の練習方法について、時系列で詳しくまとめました。
大阪桐蔭高校陸上部での練習
多田修平選手が入部した大阪桐蔭高校の陸上部は創部されたばかりで、「強豪校」ではありませんでした。
当時、多田修平選手を指導していたの花牟禮 武(はなむれ たけし)監督です。
花牟禮 武監督の練習方法はとても独特。
朝練習を行う代わりに「朝ミーティング」を行っていました。
そこで行っていたのは、こちらの3つ。
「3分間作文」「反応じゃんけん」「逆さ言葉」。
監督から急に出されたお題に対して、3分間で自分の考えをまとめて作文にする。
監督が出したじゃんけんに、瞬時に足で勝って手で負けなければいけない。
監督が「電気」と言ったら「きんで」と瞬時に答えるといったもので、これらは全て緊張やストレスが高まった時にも集中力を切らさないようにするための脳のトレーニング。
もちろん、花牟禮 武監督は脳トレをするだけではなく、フィジカルトレーニングも行っていましたよ。
しかし、本格的な練習は週2日のみ。
走る本数も量より質を重視するといった独自のやり方でした。
例えば…、
高さ25センチのミニハードルを使ったホッピングで股関節周りの筋肉の強化と跳ねる力をつけ、「大股歩行」で太もも裏を鍛える
どちらかというと基礎体力をつける練習に力を注いでいたようです。
この高校時代の基礎づくりのおかげで、多田修平選手は大学に入ってから一気にタイムが伸びたと言われています。
アサファ・パウエル選手との練習
2015年に大阪陸上競技協会が立ち上げたプロジェクト“OSAKA夢プログラム”のサポートの一環で、2017年2月~3月に3週間のアメリカ遠征に行った時、100メートル9秒72の記録を持つ元世界記録保持者・ジャマイカのアサファ・パウエル選手からスタートの姿勢や体幹トレーニングなどのアドバイスをもらい肉体改造を行った多田修平選手。
そして帰国後に行われたのが、ガトリン選手から絶賛されたあのセイコー・ゴールデングランプリ陸上だったというわけです。
多田修平選手本人もレース後のインタビューでは、アメリカ遠征で教わったことがいまの結果として出ていると思う、と答えているので、とても貴重な経験だったのだと思います。
佐藤真太郎コーチとの体幹トレーニング
多田修平選手は、後半に失速してしまうのが課題でした。
その課題を克服するため、2019年から指導を受けている佐藤真太郎コーチと体幹トレーニングを強化。
前傾姿勢を保つ区間を長くして体が反ってしまう時間を短くできるよう改善したのだといいます。
そのトレーニング内容は、重いトレーニングボールを使った腹筋や、姿勢を意識したまま走り続けるなどの地道な体幹トレーニングでした。
東京オリンピック100メートル代表の切符を手にすることになった2021年6月25日の陸上日本選手権は、約2年間のきついトレーニングがやっと報われた瞬間でもあったのです。
多田修平の練習拠点(場所)は?
多田修平選手はずっと大阪を練習の拠点としていました。
しかし、大学卒業後に関東へ練習拠点を移したことがわかっています。
練習拠点を関東に移した理由は、先ほど紹介した、佐藤真太郎コーチの指導を受けるためだったようです。
大学を卒業し、社会人になるタイミングで「本格的に指導をしてほしい」と多田修平選手から申し出たのだそうです。
誰に指導をしてもらおうかと考えた時に、先ほど紹介した“OSAKA夢プログラム”の合宿で指導を受けた佐藤真太郎コーチが自分の走りに合うと思ったそうですよ!
練習場所は、東京・味の素ナショナルトレーニングセンターと大東文化大学の埼玉県内にあるグラウンドだという情報を入手しました。
入社した住友電気工業株式会社は東京にも本社があり、支店、製作所は国内に複数個所あるようですので、東京本社あるいは関東圏の支店に配属した形になっているのかもしれませんね。
また、入社時期に合わせて一人暮らしを開始し、現在は埼玉県和光市に住んでいるということもわかりました。
和光市は味の素ナショナルトレーニングセンターと大東文化大学のグランドの間に位置しており、とても住みやすい場所だと思います!
生まれ育った大阪を離れ、世界を目指すために単身埼玉県へ引っ越した多田修平選手。
佐藤真太郎コーチに指導をお願いしたのは大正解だったようですね。
まとめ
多田修平のロケットスタートのコツと練習方法や拠点についてご紹介しました。
多田修平選手には東京オリンピックでぜひ活躍してほしいです!
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