親の介護いつまで続く?ストレスで限界になる前に考えたい対策

高齢になってきた親の介護に、不安を感じたことはありませんか?

いつまで続くかわからない介護。

どのように介護していくのか、施設を利用するのか、そもそもどこに相談すればいいか、など不安や疑問は尽きないですよね。

そこで今回は、親の介護に関する不安への対策を考えていきます。

目次

親の介護いつまで続く?

親の介護はいつまで続くのでしょうか?

介護期間の平均は、男性で約9年、女性で約12年と言われています。

参考)「日常生活に制限のない期間の平均」と「日常生活に制限のある期間の平均」 厚生労働省

しかしこれはあくまでも平均であり、実際の介護期間は誰にもわかりませんし、見通しを立てるのは難しいですよね。

誰しも親には長生きして欲しいものです。

だからこそ、「介護がいつまで続くのだろう」とずっと不安を抱えて過ごすのは辛いですよね。

先が見えない、わからないことはどうしても不安に感じます。

そこで、「誰に相談するのか」「どうやって介護していくのか」「どんな施設があるのか」などを事前に知っておけば、ある程度の心構えができるはずです。

特に、いわゆる在宅介護には限界があり、24時間ずっと家族だけで介護していくのは現実的ではありません。

在宅介護をしながら利用できるサービスはぜひ知っておきたいところです。

また、将来、要介護度が上がった時にどういった施設を利用できるかも、相談、確認しておきましょう。

より具体的に把握しておけば、気持ちに少し余裕をもって介護に対応していけますよね。

親の介護がストレス…限界になる前に考えたい対策

親の介護をストレスに感じることは、ごく当たり前のことです。

仕事や子育てなど、今の生活に介護がプラスされるわけですから、体力的にも精神的にも大変ですよね。

無理をして限界になってしまう前に、「頼れるところは頼る」ということを念頭に置いておきましょう。

周りに相談する

「親の介護がストレス」だと、口にしてはいけないと思ってはいませんか?

実際、親の介護を抱え込み、身体や心を壊してしまう人は多いです。

でも親の介護はとても大変で、ストレスを感じて当然なのです。

まずは一人で悩まずに、周りに相談しましょう。

家族や兄弟でもいいですし、近い年代の友人であれば、同じく親の介護に悩む人も多いはずです。

不安に感じていること、イライラしていることなどを話すだけもいいでしょう。

ストレスは知らず知らずのうちにたまっていくものです。

限界になる前に、今の思いを誰かに話し、共感してもらえるだけで気持ちが楽になることもあります。

公的機関に相談する

より具体的な解決策を知りたい時には、公的機関に相談してみましょう。

高齢者に関する相談の総合的な窓口となるのは、「地域包括支援センター」です。

高齢者の暮らしを地域でサポートするために作られた施設で、家族からの相談ももちろん受け付けています。

全国に5,000ヶ所以上あるため、親の住まいの近くの窓口へ相談しましょう。

場所や連絡先がわからない場合は、市区町村のホームページや介護保険担当窓口で確認できますよ。

地域包括支援センターには、保健師、社会福祉士、主任介護支援専門員など専門家が在籍し、必要なサービスや制度を紹介してくれます。

また、同じように親の介護に悩む人達が交流する場や、介護講習を受けられる場を設けている場合もあるので、そちらに参加してみるのもいいでしょう。

施設を利用する

ストレスで体力的、精神的に限界が来る前に、「介護が辛いな」と感じたら施設を利用することも検討してみてください。

完全にそこで生活をする入所型もあれば、在宅介護をしながら短時間、短期間だけ利用できる通所型の施設もあります。

私の祖母も、在宅介護を受けながらデイサービス(通所介護)を利用しています。

食事や入浴など身の回りの支援はもちろんのこと、リハビリもあれば、音楽やゲームなどのレクリエーションもあり、通うのをとても楽しみにしています。

ここで学んだ絵手紙は祖母の趣味になり、生きがいのひとつにもなっているようです。

たとえ本人が在宅介護を望んでいたとしても、ずっと家に居るだけでは飽きてしまいますよね。

祖母がデイサービスを利用している間、介護者は用事を済ませ、好きなことをしてリラックスする時間が取れています。

上手に施設を利用する事は、介護する側とされる側、お互いにとってメリットが大きいですよね。

このような通所施設や入所施設は、要介護度などによって利用できるサービスや料金が異なります。

先ほど挙げた地域包括支援センターでは、施設に関する説明もしてもらえますので、わからないことはぜひ一度相談してみて下さいね。

まとめ

いつまで続くかわからないからこそ、介護する側も無理のない方法を選ぶことが大切です。

急速に高齢化が進む中、介護の相談窓口、介護者を手助けしてくれるサービスや制度も増えています。

決して1人で悩まず、それらをうまく利用しながら自分らしく介護と付き合っていけるといいですね。

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