北海道出身の芸能人といわれて、多くの人が俳優の大泉洋さんを浮かべるのではないでしょうか。
大泉洋さんは芸人とも引けを取らない面白さと、味のある演技で大人気です。
彼が出演する『水曜どうでしょう』はローカル番組でありながら、その知名度は全国区のものとなっています。
そんな大泉洋さんの面白いエピソードやその笑いを取ろうとする根性について調査してみました。
大泉洋の面白いエピソードまとめ
大泉洋さんの面白エピソードは本当に面白いものばかり。
その面白さから、すべらない話に出演して欲しいという人も多くいるほどです。
その中から、大泉洋さんの面白いエピソードを8つ紹介します。
大泉洋の面白い話1・要潤の結婚式
要潤さんの結婚式に出席する予定の大泉洋さんは、披露宴の開始時間を30分勘違いしていたせいで、家を出るのが遅くなっていしまいます。
ただ、遅くなったとはいえ、普通に行けば間に合う時間でした。
タクシーで披露宴会場に向かうことにした大泉洋さん。
年配の方が運転するタクシーに乗ることになりました。
運転手さんから「渋滞を避けるために、細い道を行くので大丈夫です」と言われ、時間に間に合いそうだと大泉洋さんは安心します。
披露宴の案内状に書かれた地図を運転手さんに渡し、タクシーが出発。
家を出てすぐ細い道に入り、大泉洋さんが分からない道をどんどん進んでいきました。
しかし、タクシーは一向に会場につきません。
運転手さんに今地図のどこにいるのか聞くと、しどろもどろな返答。
実は運転手さんも今どこにいるのか分かっていなかったのです。
ここにきて遅刻を覚悟した大泉洋さん。
そこに携帯電話が鳴りました。
相手は新郎の要潤さん。
電話に出ると「先生、今、どこにおられます?」「あなた待ちですよ」と言われ、「今どこか分かんない」と答えるしかありません。
実は大泉洋さん、結婚式でのスピーチを任されていたのです。
運転手さんと喧嘩気味になりがらなんとか会場に到着。
会場のドアの前に着くと要潤さんが待っていました。
大泉洋さんが中に入ると、入ったらドアが閉まり会場が沸きます。
なんと会場の人たち全員が大泉洋さんを待っていたのでした。
その後のスピーチは、会場に着くまでの苦労話をして大盛り上がり。
これで一件落着かと思いきや、式が中々終わらず、大泉洋さんは次の仕事「大泉洋のサンサンサンデー」の収録時間が迫っていました。
大泉洋さんは、遅れて来たのにもかかわらず、途中で会場を出ることにします。
ところが、外に出ようとしたところで、感動的なメモリアル映像が流れ始めます。
祝福モードの会場から抜けるタイミングを失い、ビデオを見ることに。
映像が終わり、次こそはと出口に向かおうとすると出口には新郎新婦の両親が立っていて、出られそうにありません。
そして、新郎新婦から両親への手紙が始まってしまいます。
出ようにも出ることができない大泉洋さん。
感動的な手紙の中、スタッフの方に「そこ以外の出口ありますか?」尋ね、裏口に案内してもらうことで、なんとか会場を抜け出せたのでした。
YouTubeにこの時のことを語っている音声がありました。
たった30分の勘違いが、こんな大きな苦労に繋がるとは災難な1日の大泉洋さんでした。
皆さんは時間に余裕を持って行動しましょうね。
大泉洋の面白い話2・だるま屋・ウィリー事件
だるま屋・ウィリー事件は、『水曜どうでしょう』の「原付東日本縦断ラリー」の最中に起きました。
国道345号線をスーパーカブで走行中、前方の工事用信号が赤で青になるのを待つ大泉洋さん。
信号が青になるカウントダウンが始まり、青になると同時に思いっきりスロットルをひねります。
しかし、ギアがニュートラルのままだったせいでスーパーカブは全く動きません。
激しく動揺した大泉洋さんは、スロットル全開のままギアを1速入れてしまいます。
その直後、バイクが急発進しウィリー状態に。
制御しきれずそのまま前方にあった「安全第一」のバリアに激突する軽い事故になりました。
実際の映像がこちら
事故直後「大丈夫じゃねーよ!なまら怖かったよ!」とのコメントには、申し訳ないですが爆笑してしまいました。
大泉洋の面白い話3・ぎっくり腰と母からのビンタ
大学浪人時代ぎっくり腰になってしまった大泉洋さん。
ずっと横になっていたせいか、トイレに行こうと立ち上がると、めまいで気を失ってしまいます。
意識を取り戻した大泉洋さんの視界に飛び込んできたのは、大泉洋さんに馬乗りになってビンタしているお母さんの姿。
何発もビンタを食らったそうです。
その後、お兄さんが救急車を呼びましたが、到着するまでの間になぜかぎっくり腰も回復していました。
救急車に普通に歩いて乗り込んだ大泉洋さんは、救急隊員の方にものすごく怒られたそうです。
まるでマンガのような話ですね。
大泉洋の面白い話4・長崎巡り
龍馬伝の撮影中、空き時間で長崎ゆかりの地を廻ることになった大泉洋さん。
長崎のお寺を訪れたところ、住職さんを見つけお話を聞くことに。
住職さんとの会話の中で大泉洋さんが何気なく「平和公園までどのくらいかかりますか?」と質問しました。
すると、答えがわからない住職さんは、近くにいた若いお弟子さんにどのくらいかかるかを聞きます。
どこから平和公園に向かうのか分からないと答えられないお弟子さんは、住職さんにどこから向かうのかを尋ねました。
しかし、尋ねられた住職さんは「どこからという事は無いけども。」とよくわからない回答。
その回答に困るお弟子さん。
何気なく聞いただけなので、具体的にどこからともいえない大泉洋さん。
しばらくの沈黙の後、ついにお弟子さんが、「福岡から2時間半です!」という答えを導き出します。
この回答には大泉洋さんも大笑いでした。
大泉洋の面白い話5・心くんへの嫉妬
2014年に公開された映画『トワイライト ささらさや』の舞台挨拶。
寺田心くんがチヤホヤされるのが納得いかない様子の大泉洋さん。
大泉洋さんは「私も子どものころはあれぐらいかわいかったんだと悔しさがこみ上げました」と嫉妬心をあらわにします。
さらには、あざとい挨拶をする心くんに対し、
「調子に乗るなよお前。オレだってそうやれば可愛いって言われるの分かってるんだからな!」
「本当は中におじさんが入っているんじゃないのかと思うんですよ。」
と子供にも容赦のなく、ユーモアたっぷりで舞台挨拶を盛り上げた大泉洋さんでした。
6歳の子どもにも容赦ない大泉洋さん。
これは大泉洋さんのキャラだからこそ許される笑いなのかもしれませんね。
大泉洋の面白い話6・ファンサービス
大泉洋さんはファンサービスが旺盛で、サインひとつする時でも笑わせようとしてきます。
Twitterに上がっていた出来事です。
心くんの話もそうですが、大泉洋さんの皮肉交じりでも全く嫌味のないユーモアが素晴らしいと思います。
大泉洋の面白い話7・娘からの一言
子煩悩としても有名な大泉洋さん。
娘さんが10歳になったある日、「私はパパに憧れているんだ」と言われたそう。
溺愛する娘にそんなこと言われて嬉しかったであろう大泉洋さんは「パパのどういうところに憧れているの?」と娘さんに聞き返しました。
すると娘さんから「だってパパは何の努力もしないでその仕事したんでしょ?」との返答が。
衝撃的な返答に戸惑いを隠せない大泉洋さんは「何の努力もしてないかな、パパは?」としか返すことしかできませんでした。
娘さんから見たら大泉洋さんは自分の好きなことを仕事にして、楽しく生きているように見えたのだと思います。
その3日後に浮かんが答えが、「努力と思わないぐらい好きなことを見つけなさい」という言葉だったそうです。
拍子抜けな娘さんの答えにクスッと笑えて、大泉洋さんの仕事論にうなってしまうエピソードだと思いました。
大泉洋の面白い話8・雨神様
大泉洋さんは雨男で有名だそうです。
大泉洋さんの誕生日である4月3日は2012年2013年の2年連続で爆弾低気圧が日本に直撃しています。
また『探偵はBARにいる』完成披露試写会と『探偵はBARにいる2』の初日舞台挨拶の日も雨だったそうで、相当な雨男っぷりです。
極めつけには、『清州会議』の完成披露試写会の日に、10年に1度といわれる巨大な台風を関東に直撃させています。
これには、三谷幸喜監督も大泉洋さんの雨男っぷりをイジって「すべては雨男である大泉のせい」とコメント。
これほどの雨男っぷりに「雨神様」とも呼ばれているそうです。
大泉洋が面白い!笑いをとる根性が凄すぎる
ここまで、大泉洋さんの数々のおもしろエピソード見てきました。
大泉洋さんの笑いをとろうとする根性をエピソードを交えながら見ていきたいと思います。
そこから大泉洋さんの笑いに対する姿勢が見えてきます。
第36回ポルト国際映画祭コンペティション部門にて「アイアムアヒーロー」が上映され、大泉洋さんは上映前にポルトガル語で挨拶することになりました。
完全アウェイの地にも関わらず挨拶の冒頭で「皆さん、こんばんは。私はクリスティアーノ・ロナウドです……すみません、嘘をつきました。大泉洋です」と挨拶。
このボケに対し、会場からは爆笑とともに「ディカプリオ!」という掛け声が上がったそうです。
この時のことついて大泉洋さんはこのようにコメントしています。
「前に出席したポルトガル映画祭でも、ウケる必要はないのに“こんにちは、クリスティアーノ・ロナウドです”って言っちゃうワケ。それを言うためだけに、私すごい緊張してるのよ(笑)。だって下手したらスベるし、怒られちゃうでしょ。そんなリスクを背負ってでも、人に笑ってほしいと思ってしまうんです」
引用元:exciteニュース
笑いが必要のない場所でも、スベってしまうリスクはあっても、チャンスさえあれば笑いをとろうとする大泉洋さんの根性はまさにエンターテイナーです。
では、なぜここまで大泉洋さんが「笑い」にこだわるのか。
大泉洋さんはインタビューで「笑いをとろうとするのは性」であると語っています。
「僕にとっては“マグロが泳いでないと死んでしまう”みたいなもので、笑いがないとつらくて仕方がなくて。さすがに家では違いますけどね(笑)。舞台挨拶とかお客さんがいるものに関しては、わざわざ来てくれるものだし“笑ってもらわなきゃ”って強迫観念もある。それはもう性でしかないんです」
引用元:exciteニュース
大泉洋さんの笑いを取ろうとする根性は、生まれつき備わっているもので、もはや呼吸に等しいということなんですね。
舞台挨拶やファンへのサインひとつ取っても、笑いを取ろうとするのは、大泉洋さんの「人に笑ってもらいたい」という性の表れだと思います。
また、大泉洋さんの笑いをとる根性は、舞台挨拶やバラエティー番組の時だけではありません。
作品の中でも同じです。
大泉洋さんは作品を面白くするためなら妥協はしません。
もし映画の評判が悪い場合、それは主演の自分にも責任があるからと大泉洋さんは語っています。
だからこそ作品が面白くなるなら、大泉洋さんはなんでもします。
例えば『探偵はバーにいる』でおなじみの拷問シーン。
物語の流れ上、服を着ている方が自然な場合でも、パンツ一丁のほうが面白いと言われたら、息もできないほどの寒さの中でもパンツ一丁でやってしまいます。
この時の事をこのように語っています。
「僕はね、物語の流れ上、服を着ていたほうがいいんじゃないのって言ったの。そしたら監督が“確かにそうなんですけど、ガウンのほうが絵的に面白い”って。そう言われちゃうと……面白いって言葉に私、弱いんで(笑)。結局、前のシーンとのつながりのこともあって、パンツだけの裸でやることになりまして」
引用元:exciteニュース
大泉洋さんはお客さんに笑ってもらうためなら、スベることもお構いなしで笑いをとりにいくし、作品が面白くなるならどんなにつらいこともやるということなんですね。
大泉洋さんが面白さの理由が分かった気がします。
まとめ|大泉洋が面白い!
いかがでしたか。
大泉洋さんの面白エピソードの数々。
引き出しの多さにびっくりますよね。
ただ、とにかく笑ってもらいたいという大泉洋さんの性を知ると、大泉洋さんがなぜここまで面白いのか納得がいきました。
これからも大泉洋さんは、ありとあらゆる方法で私たちに笑いを届けてくれるでしょう。
今後の活躍にも目が離せませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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