『きよしのズンドコ節』で大ブレイクし、現在はジェンダーレスにありのままの自分を表現している氷川きよしさん。
氷川きよしさんの活躍の裏には、氷川きよしさんを支えるご両親の存在がありました。
そこで今回は、氷川きよしさんのご両親にスポットライトを当てます。
ぜひ最後までご覧ください!
氷川きよしの家族構成!母子家庭ではない
氷川きよしさんは1977年9月6日に福岡市中央区の森産婦人科で生まれました。
体重は3770グラム。
かなり大きいですね。
家族構成は、お父さん、お母さん、氷川きよしさんの三人家族です。
2018年9月8日「サワコの朝」で自身が一人っ子だと発言していることから、兄弟はいないようです。
また、ご両親の馴れ初めがなんともドラマチックでした。
氷川きよしさんのお母さんはお父さんと出会う前に、別の男性とお見合いをしていたそうです。
そのお見合いの直後に乗ったタクシーの運転手が、なんと氷川きよしさんのお父さんでした。
これがきっかけで二人は結ばれ、氷川きよしさんが生まれることになります。
そんな氷川きよしさんの実家は経済的に貧しく、雨漏りすることもあるような家だったそうです。
お父さんはタクシーの運転手として、お母さんはアルバイトやパートを行いながら、氷川きよしさんを育てました。
氷川きよしの母親は美人!感動エピソード
2020年9月6日「1977年9月6日43年前の今日 母が私を産んでくれました。私を産んでくれてありがとう」とのコメントと共に、インスタグラムに赤ちゃんの氷川きよしさんを抱っこするお母さんの写真が投稿されました。
この投稿には「お母さん美人」「きれい」など多くの反響がありました。
1977年9月6日に元気に生まれてきた氷川きよしさんですが、出産はまさに命がけで行われたものでした。
お母さんは氷川きよしさんを妊娠中に、病気になってしまったそうです。
医者からは「このまま生むのは危険」と言われるほどの状態でした。
しかし、お母さんは命を懸けて出産することを決意し、無事氷川きよしを出産します。
母は強しとは、まさにこのことではないでしょうか。
それからお母さんは、一人息子の氷川きよしさんを愛情を込めて育てます。
氷川きよしさんは高校3年生のとき、大きな出来事が起きました。
氷川きよしさんは「BS歌謡塾・あなたが一番」に出演し、作曲家の水森英夫さんにスカウトされたのです。
演歌歌手を目指し、上京したいと打ち明ける氷川きよしさんですが、お母さんは上京には大反対でした。
デビューできるかもわからないのに、縁もゆかりもない土地に大事な一人息子を行かせることは、親として反対するのは当たり前ですよね。
その後、お父さんが賛成だったこともあり家族会議でお母さんも上京は許可しましたが、寂しさのあまり見送りにお母さんは来なかったそうです。
しかし、手紙を渡していました。
手紙には氷川きよしさんが生まれて18年間のことが書かれていました。
手紙の最後には「18年間育てた母より」との文字。
氷川きよしさんは、モノレールの中で号泣したと語っています。
上京後は毎日お母さんに電話し、「いつでも帰っておいで」と氷川きよしさんを励まし続けたそうです。
そして、2000年に氷川きよしさんは演歌歌手としてデビューすることができました。
ジェンダーレスをカミングアウトした氷川きよしさんについても、お母さんは応援しています。
2018年にヴィジュアル系の姿になった氷川きよしさんに対して「やるんだったら、徹底してやったら」、ネイルに関しても「徹底的にやったら。真っ黒に塗ったらいい。あんたらしくやりなさい」と理解を示してくれているそうです。
また、ジェンダーレスとしてありのままに活動する氷川きよしさんに対して「キーはキーらしく楽しんで仕事してくれるのがうれしい」って言ってくれるとも語っています。
氷川きよしさんは、お母さんについてインタビューでこう語っています。
でも母だけは、どんなときも、どんな自分でも肯定してくれる。絶対的味方でいてくれることが、自分自身にものすごい力をくれます
引用元:週刊女性PRIME
氷川きよしさんが周囲になにを言われようと、ありのままに活動されているのは、お母さんの存在が大きいのだなと感じました。
氷川きよしの父親はタクシー運転手!厳格な人格
冒頭のご両親の馴れ初めで触れましたが、氷川きよしさんのお父さんはタクシー運転手です。
厳格な性格で、昭和のおやじ、九州男児という言葉がピッタリなお父さんです。
小学生の時に、家で家庭科で習ったオムレツを作っていたら、「男が料理なんかするな」と文句をいってきたり、氷川きよしさんが小4までお母さんと一緒に寝ていることに対して「お前は男じゃけん、一人で寝ろ」と言ったり、幼少期に「ファミコンを買って」とせがんだ氷川きよしさんに対して、ダメと殴ったり、と氷川きよしさんのお父さんの性格がよくわかるエピソードはたくさんありました。
氷川きよしさんがジェンダーレス化していることに関しても、マニュキアを塗る姿に「好かん。男は男らしくしろ。知らん」と言われたそうです。
いかにも昭和のおやじのようなお父さんですが、おちゃめな一面もあります。
お父さんはゲームの「ボンバーマン」がすごく上手だそうで、全面クリアするほどの腕前に、氷川きよしさんは「すごいんですよ!うちの父親」と語っています。
また、2009年に実家に帰省した際、氷川きよしさんに「お年玉は?」と冗談交じりにせがんできたり、氷川きよしさんにかまってもらおうと「働き過ぎだから休め、休め」と言ったりと可愛らしい一面もあります。
そんな堅実でおちゃめなお父さんに関して、氷川きよしさんはインタビューでこう語っています。
なんでそんなルールを作るのか意味わかんない!って思いましたけど、でも、今、子供時代を思い出すと、寝ている自分に毛布をかけてくれたこととか、みかんを2つお土産に買ってきてくれたこととか、そういうちょっとしたことがうれしかったし、すごく愛情を注がれたよなって。家族のために頑張ってくれていた背中も見てきましたしね。若い頃は気づかなかったけど、一つ一つの愛情がほんとうにありがたかったと今になってすごく思うんです。
引用元:うたびと
堅実な性格のお父さんですが、氷川きよしさんの上京には賛成してくれるなど、大事なときには子どもの気持ちを尊重してくれる素敵なお父さんなんだなと思いました。
まとめ
いかがでしたか。
ご両親のドラマチックな出会いから生まれた氷川きよしさん。
決して裕福な家庭ではありませんでしたが、氷川きよしさんは強く優しいお母さんと堅実なお父さんに愛情込めて育てられました。
氷川きよしさんが演歌歌手として頑張ってこられたのも、現在ジェンダーレスをカミングアウトできたのも、一番の理解者であるご両親がいるからこそできたのだと思います。
これからの氷川きよしさんの活躍に目が離せません。
最後までご覧いただきありがとうございました。