カニがスカスカなのはなぜ?理由は若ガニで見分け方も詳しく解説

もうすぐカニの美味しい季節がやってきますね!

カニの殻を割った時、中身がスカスカだったという経験はありませんか?

カニは高級品でもあるので、少しがっかりしてしまいますよね。

そこで今回は、なぜスカスカのカニがあるのか、また見分ける方法はあるのかをご紹介します。

目次

カニがスカスカなのはなぜ?

焼いたカニの脚がお皿に盛り付けられている

なぜスカスカになってしまうのでしょうか?

その原因は「脱皮」です。

カニは、何度も脱皮を繰り返すことによって成長していきます。

脱皮は何時間もかかって行われるため、大幅に体力を奪われます。

その結果、脱皮したばかりのカニはやせ細り、身がほとんどなくなってしまうのです。

このようなカニは「若ガニ」と呼ばれます。

また、脱皮直前のカニも殻の中にもう1枚殻がある2枚皮という状態になり、中身が不十分です。

甲殻類は脱皮の際に筋肉などを溶かすため、身がブヨブヨでで身入りも少ない状態になります。

食べようとしたカニがスカスカだった場合、脱皮前後のカニであった可能性が高いです。

一方、脱皮してから時間が経過し、身がぎっしりと詰まったカニは「堅ガニ」と呼ばれます。

贈答用や高級料亭などで使われます。

若ガニを見分ける方法

お皿に茹でたカニが乗っている

せっかくのカニ、中身がスカスカのものは避けたいですよね!

美味しいカニを購入するために、若ガニを見分ける方法や、注目ポイントをご紹介します。

触れて確認する

若ガニを見た目で判断することは難しいです。

しかし、市場で買う場合など手で触れることができれば、わりと簡単に判断できます。

ポイントは以下2点です。

  • 甲羅部分を軽く押した時に固さがあるものが良く、プニプニと柔らかい感触の場合は若ガニの可能性あり。
  • 1番太い脚をつかんだ時、スカスカして身が入っていないのは若ガニ。

これらのポイントは割と分かりやすいので、触れる時にはチェックしてみてください。

店員に聞く

触れて確認できれば一番良いのですが、難しい場合もありますよね。

カニに傷がつくので、「触らないでください」と書いているお店もあります。

また、最近のコロナ禍で、売り物に触れていいものか、少し抵抗があったりもしますよね。

そんな場合は、遠慮せず店員に確認しましょう。

特に専門店であれば、「実がつまっているもの」や、「身入りが少ないからお買い得になっている」など、正直に教えてもらえるところが多いです。

お店の信用にも関わりますしね。

店員さんは水揚げ時期や感触などから身入りを判断できるプロなので、ぜひ聞いてみましょう。

甲羅に寄生生物が付いているもの

美味しいカニを判断するポイントとしては、甲羅にカニビルの卵やフジツボが付いているものがおすすめです。

フジツボは固いものに付着する習性があります。

また、カニビルが付いているという事は、脱皮後に長く海の中にいた証拠です。

見た目は少し悪いですが、身はしっかりと詰まった美味しい「堅ガニ」である可能性が高いです。

堅さで判断できない冷凍の場合なども、すぐに判断ができますね!

産地を確認する

カニを購入する場合は、産地も確認しましょう。

最もおすすめなのは日本のブランドがにです。

プロが厳しく選別しているので、信頼度が高いですね。

また、アラスカやカナダ産のカニには、厳格な漁獲制限があります。

脱皮や産卵時期を避けるため、若ガニに遭遇する可能性は低いと言えます。

一方、ロシア産のカニは漁獲時期を限定していないため、少し注意が必要です。

しかし、ロシア産のものもきちんとしたお店で購入すれば問題ありません。

比較的価格が安く、気軽に購入できるところが魅力となっています。

通販で購入する場合

最近は通販でカニを購入する方も多いですよね。

スカスカの若ガニが届くのを避けるため、通販のチェックポイントもご紹介します。

  • 販売実績が多く、運営の長い販売ショップのを選ぶ
  • 水揚げから茹でて梱包まで一貫して行う業者はおすすめ!
  • カニは堅ガニの時期に水揚げしたもの。船上や浜で茹でて瞬間冷凍のものはなお良し。
  • グラム表記ではなく、Lサイズなど正しい個体サイズを表記している

もちろん通販の場合は100%ではないですが、上記の点をクリアしていれば信頼性が高いショップと言えるでしょう。

まとめ

せっかく高級品のカニを食べるなら、身のしっかりつまったものを買いたいですよね。

少しポイントを知っているだけで、スカスカのカニを避けることができます。

ぜひ美味しいカニをゲットして楽しんでくださいね!

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