忙しい毎日の中で、なかなか連絡できないこともありますよね。
でももし、いざ連絡して親と連絡が取れなかったら、どう対応するか考えているでしょうか。
親と連絡が取れない時、警察に連絡すべき?
親と連絡が取れない時、警察に連絡しても良いものか、悩みますよね。
結論から言うと、安否確認を警察に相談することは可能です。
ただし、110番ではなく親の住んでいる地域を管轄する警察に電話しましょう。
その方がより早く様子を見に行ってもらえます。
とはいえ、警察に連絡するのって勇気がいりませんか?
私も以前、母と連絡が取れないことが一度だけありました。
いつもは着信を残せば必ず折り返しがあるのですが、その日は夜になっても連絡がなく、何度かけても出ません。
「何かあったのかな。警察に連絡すべき?」と焦りましたが、何もなかったら恥ずかしいからと、やはり警察に連絡するのはためらってしまいました。
結局、翌日のんきな声の母につながり、話を聞くと「スマホの充電を忘れて電源が切れていた。」とのこと、本当に勘弁してほしいです。
その時は笑い話ですみましたが、警察に連絡する前に、自分たちでできる安否確認方法を考えておかなければと痛感した出来事でした。
親と連絡が取れない時、安否確認する方法
では親と連絡が取れない時、どうやって安否確認すればいいのでしょうか。
警察を頼る前に、やるべきことを考えていきましょう。
何度も電話する
まずは落ち着いて、何度も電話をすることです。
高齢になると耳が聞こえづらくなったりしますよね。
例えばリビングに電話があると、他の部屋にいただけで「聞こえなかった」ということもめずらしくありません。
普段から携帯電話を使っている場合は、私の母のように電源が切れていた、いつの間にかマナーモードや機内モードになっていた、というケースもわりと聞きます。
「何度かかかってきてようやく気づく」ということも高齢者の場合はおおいにあり得るので、まずは根気強く電話してみてください。
また、できれば帰省した時などに、電話の音量や置き場所をチェックしておきましょう。
近くのご近所や親戚に見に行ってもらう
何度電話してもつながらない時は、ご近所や親戚に様子を見に行ってもらう方法があります。
離れて暮らしていると、親がいつもどんな生活をしているか、交友関係などをあまり知らない方も多いのではないでしょうか。
親が日頃から仲良くしている友人や、近くに住む親戚が居たら、その人達の連絡先を事前に聞いておきましょう。
普段から、帰省の際にお土産を渡すなどして顔を合わせておくと、いざという時に相談に乗ってもらいやすいですよね。
やはり近くに気にかけてくれる人がいると、何かと安心です。
役所に相談する
親の家の近くに知り合いがいない場合、役所に相談するという手もあります。
マンションなど集合住宅だと、隣の人ともあまり面識がないことも多いですよね。
高齢者のみの世帯の場合、定期的に見守り活動をしている自治体も多いので、万が一の時に対応してもらえる可能性があります。
ここで注意したいのは、役所に相談してもすぐに動いてもらえないケースもある点です。
例えば個人情報が関係するので確認に時間がかかる、他の窓口に回されるなど、役所って何かと臨機応変じゃない事も多いですよね。
そういった時は、警察に連絡するなど早めに安否確認ができる方法を選ぶべきでしょう。
民生委員に相談する
高齢の親と離れて暮らす上で特に知っておきたいのが、民生委員に相談するという方法です。
「民生委員」という言葉を聞いたことはありますか?
地域を見守り、地域の身近な相談相手となってくれるボランティアの方々です。
担当地域の住民から相談事を聞き、適切な支援やサービスにつないでくれます。
先ほど挙げた高齢者の見守り活動は、この民生委員が担当していることが多いようです。
できれば、何かある前に親の住んでいる地域の民生委員を確認し、連絡をとっておくのをおススメします。
緊急時のこちらの連絡先も伝えておきましょう。
家族が心配していることをちゃんと伝え、普段から気にかけてもらえると、親と連絡が取れない時の安否確認もスムーズに対応してもらえますね。
まとめ
親が高齢になっていくと、見守る側も心配事が増えていきます。
もちろん、緊急時にはためらわずに警察にお願いすべきですが、普段から安否確認の手段を考えておけば、いざという時に慌てずにすみますね!
]]>