「きよしのズンドコ節」で大ブレイクを果たした人気演歌歌手の氷川きよしさん。
その力強い歌声とイケメンなルックスで、中高年の女性を中心に大人気となりました。
そんな氷川きよしさんが、いつの間にか女性のような姿になっていることに驚いた人も多いはずです。
実は氷川きよしさんは、2019年にジェンダーレスをカミングアウトしました。
ジェンダーレスとは、性別にとらわれない生き方のことを指します。
ジェンダーレスとなった氷川きよしさんの「容姿の変化」や「カミングアウトの理由」「手術の疑惑」について調査し、まとめました。
ぜひ最後までご覧ください。
氷川きよしのジェンダレスは2018年頃から!現在と昔の変化
氷川きよしさん、相変わらず綺麗でした。
— catlove (@catlove34405345) July 17, 2021
綺麗な人は男性女性関係なく好きです。尊敬します。#音楽の日 pic.twitter.com/3iVtffN9xC
氷川きよしさんがデビュー当時から、現在のような女性的な容姿に変化しだしたのは2018年頃からです。
デビューから現在までの氷川きよしさんの変遷を画像とともに追ってみました。
好青年から美魔女に
2000年に23歳で演歌歌手としてデビューした氷川きよしさん。
当時は、一字眉毛と凛々しい目つきが印象的な好青年でした。
20代は茶髪でスーツ姿でテレビ出演する姿が多く見られました。
デビュー後は「演歌界のプリンス」呼ばれ、演歌界を大いに盛り上げていきます。
そんな氷川きよしさんの見た目に少し変化が現れたのは2013年ごろ。
デビュー当時から奥二重だったまぶたが、くっきりとした二重に変わっています。おそらくプチ整形をしたと思われます。
それから2年後の2015年ごろには、鼻筋にも変化が見られます。昔と比べて鼻筋が通っているように見えるため、鼻には人工軟骨のプロテーゼか、ヒアルロン酸を入れたと推測されています。
そして、見た目がガラッと変わり始めたのは、2018年の「氷川きよしスペシャル・コンサート2018 きよしこの夜 Vol.18」で、アニメ『ドラゴンボール超』の主題歌である「限界突破×サバイバー」を歌ったときです。
黒のボディースーツに身を包み、まぶたには黒のアイシャドー、大きなアクセサリー、振り乱した長髪。
そこに「演歌界のプリンス」の面影はなく、まるでヴィジュアル系のようです。
その後も氷川きよしさんは変化を続けます。
2019年8月8日明治神宮野球場で開催された、東京ヤクルトスワローズ対阪神タイガ-スの始球式。
氷川きよしさんは、短パン姿でスネ毛をきれいに剃った美脚を披露しています。
うっすらメイクをしていて、歌っているときは内股だったそうです。
そして2019年デビュー20周年をきっかけにジェンダーレスをカミングアウトしました。
2019年11月には公式インスタグラムを開設し、ウエディングドレス姿やミニスカ姿など、より女性のような姿へと変化しています。
もはや女性顔負けの美しさです。
一人称や愛称にも変化
氷川きよしきれいになってて爆笑
— すぎとも@心はいつも誤字とも☆眠い女帝 (@44sakira1) July 17, 2021
どこまで行くんや… pic.twitter.com/NFzq2cdBas
見た目がガラリと変わった氷川きよしさんですが、見た目だけでなく一人称や愛称にも変化が見られます。
2019年8月23日生放送の「スッキリ」に出演した際、氷川きよしさんが一人称を「あたし」といったことで話題になりました。
ジェンダーレスをカミングアウトしてからは、当たりのように一人称を「わたし」と言うようになっています。
2019年を境に愛称も変化が起きていました。
2019年大みそかの紅白歌合戦のリハーサルで氷川きよしさんは「きよし君にはさよなら。きーちゃんとして、私らしくという感じです」と発言しています。
それまでファンからは「きよし君」との相性で呼ばれていましたが、2019年ごろからは「きー(kii)ちゃん」または「キーナ(kiina)」と呼ばれているようになっているようです。
キーナの由来は「kii+natural=kiina」だそうで「自分がよりナチュラルに生きられるように」との意味が込められていると氷川きよしさんが自身のインスタグラムで投稿しています。
氷川きよしがジェンダレスをカミングアウトした理由
氷川きよしさんは、2019年に自身がジェンダーレスであることをカミングアウトしました。
その理由は、デビュー20周年という節目が大きなきっかけとなったようです。
やっぱりデビューして20年経ったことが大きい。自分の中で、10年じゃまだ生意気だけど、20年でようやく歌手として成人を迎えたような感じがしてきて。これまでは、本当の自分を出さないように、出さないように生きてきた。女性っぽさとか透明感とか、美について自分は色々な見せ方を持っていても、出しちゃダメと思いながら、精一杯頑張ってきた。けれど、素直な気持ちを言わず生きてきたって思いも募って……。
印象元:デイリー新潮
これまでの「演歌界のプリンス」として生きてきた苦悩をこう語っています。
あくまで「演歌の王道」を歩んで欲しい、男らしく生きて欲しいって言われると、自殺したくなっちゃうから、つらくて……。」
引用元:デイリー新潮
ここからは、氷川きよしさんの半生を振り返りながら、そこから見えてくる葛藤と心境の変化を読み解いていきます。
幼少期のいじめ
昔の氷川きよしと今の氷川きよし pic.twitter.com/BwOGC9L3m7
— なつき (@natsukisan22) May 17, 2020
氷川きよしさんは1977年9月6日に福岡県は福岡市南区に生まれました。
幼いころは内気な性格で家族からは「きーちゃん」と呼ばれていたそうです。
5歳のときには松田聖子さんのコンサートを見に行き、きれいな照明や衣装をみて刺激を受けたと語っています。
その後、親戚の前で歌った「赤いスイートピー」が大絶賛されたことが、氷川きよしさんの歌の原点です。
この頃から女性的なものに興味があり、その様からいじめを受けていたそうです。
小さい頃は、ナヨっとして女の子っぽかったから、よく「オンナ!」とか「オカマ!」ってイジメられて苦労したこともあった。
そういう風に言われてきたから、自分をさらけ出したらダメだと。お芝居をやっても男の子らしくしようとか、「みんな一緒にさせる」という世間のルールに沿って生きてきた。
引用元:デイリー新潮
そのころから、自分にコンプレックスを抱き、自分を表に出さないように生きるようになったと語っています。
演歌界のプリンスとして活躍
#氷川きよし さん
— ☀️かとしにガチラブ❤なおひさま ケンティ◢͟│⁴⁶🧸☀️ (@kenta_46katos4) January 21, 2022
年内で活動休止!!
子供の頃、箱根八里の半次郎と一剣を聞いてました
ゆっくり休んでくださいね pic.twitter.com/BQOyq4F8x2
2000年に「箱根八里の半次郎」でデビューした氷川きよしさんは、レコード大賞、新人賞と名だたる賞を受賞し、NHKの紅白歌合戦にも初出場をしました。
ちなみに、氷川きよしという名前はビートたけしさんが命名しています。
その男らしいルックスと力強い歌声から、中高年の女性を中心に大人気となりました。
しかし、デビューしてから「演歌界のプリンス」としての生き方に葛藤もあったようです。
デビューさせていただいてからも、演歌の世界で、男の世界で生きていこうとやってきたけれど、なにか違うと思っていて……。
引用元:デイリー新潮
意外にも氷川きよしさんは、もともとから演歌歌手を目指していたわけではありませんでした。もとはポップミュージシャンにあこがれていたそうです。
「歌が大好きで、中学2年生からオーディションを受けたりしていたんですけど、当時は演歌よりもポップス系をよく歌っていて。ヴィジュアル系バンドも大好きでした。『SHOXX』という雑誌をいつも楽しみに読んでいましたね。当時は校則でいつも丸刈りだったんです。楽曲はもちろん、髪型とか、ファッションにも憧れがあって。自分を変えたいというような……」
引用元:Yahoo!ニュース
高校に進学してから通うようになったレッスン教室がきっかけで、演歌の魅力にとりつかれ、演歌の道を歩むようになります。
しかし、演歌でデビューしたとはいえ、子どものころからのポップミュージシャンへのあこがれも捨てきれませんでした。
そして、本来の自分を押し殺して「男らしい」と「演歌」という枠にはめられてしまうことに違和感があったのだと思います。
これらの気持ちを内に秘めたまま、氷川きよしさんは皆が求める「演歌界のプリンス」としての自分を演じていました。
子どものころから自分を表に出さないようにしてきた氷川きよしさんだからこそ、演じることができてしまったのではないでしょうか。
セクシャリティに関する報道
氷川きよしと松村雄基のデート写真何回見ても
— きいてよ (@kiiteyokiiteyo) December 1, 2019
味わい深いな pic.twitter.com/EIijas0l05
氷川きよしさんは演歌歌手として活躍する中で、セクシャリティに関する週刊誌報道もいくつ報じられています。
2006年には、歌手の平井堅さんとの熱愛情報が台湾の新聞に取り上げられました。
2人は台湾で手つなぎデートをしていたそうです。
2010年10月には、俳優の松村雄基さんとの熱愛をフライデーにスクープされています。
松村雄基さんのお尻のポケットに、氷川きよしさんが手を入れて仲良く歩く姿が写され、2014年には別荘で密会していたことが確認されています。
松村雄基さんの事務所は「友人の一人」と回答しており、現在は破局している可能性が高いそうです。
2014年5月には週刊文春で「演歌界プリンス『裏の顔』」というスキャンダルが報じられました。
元マネージャによって、部屋の中に女性ものの下着やシャネルの化粧品があることや「オトコに興味あるの?」とセクハラ質問を何度も聞かれたことなどが暴露されました。
これらの報道を耳にしたことがある人は多いと思います。
しかし、セクシャリティに関する報道に対して、氷川きよしさんから発言がなされることはありませんでした。
これも、皆から求められる「演歌界のプリンス」のイメージを損なわないためだったのかもしれませんね。
喉の手術
演歌歌手として活躍していた氷川きよしさんは2014年に大きな決断をしています。
それは、喉のポリープ切除手術です。
声が出なくなるかもしれないとの不安から手術になかなか踏み切れず、氷川きよしさんは10年ほど喉にポリープができた状態で活動を続けていました。
しかし、徐々に高音が出しにくくなってきたこともあって、2014年に手術を受けることを決意することとなります。
手術を受けポリープが完治した氷川きよしさんは、前に比べて澄んだ高音が出るようになったと喜び「勇気を振り絞って手術を受けて、本当によかった」とコメントしていました。
このことをきっかけに氷川きよしさんは、演歌以外のジャンルの音楽への挑戦を模索することとなります。
氷川きよしさんとって2014年の喉の手術は、挑戦の幅を広げる出来事となりました。
限界突破×サバイバー
喉の手術をしてから、歳を重ねる中で今の自分をアピールしたいという思いが募っていた氷川きよしさんに、2017年大きなチャンスが訪れます。
それは、アニメ『ドラゴンボール超』の主題歌である「限界突破×サバイバー」のオファーです。
この曲はロック調で、これまでの氷川きよしさんのイメージからは大きくかけ離れていた曲でした。
この時のことを、インタビューでこう語っています。
今をアピールできる作品が欲しいなと何年か前から思っていて……そんな時にアニメソングの『限界突破×サバイバー』をいただいて、これだ! と思ったんです。このタイミングでお話をいただけたのは、流れを変えるチャンスに違いない、って
引用元:NIKKEI STYLE
「限界突破×サバイバー」というチャンスをつかみ、今の自分をアピールすることができた氷川きよしさんは、さらに自分の殻を破ります。
2018年に行われた「氷川きよしスペシャル・コンサート2018 きよしこの夜 Vol.18」で「限界突破×サバイバー」を披露する際、ヴィジュアル系の姿がファンに衝撃を与えました。
この曲をきっかけに、音楽と見た目どちらも「新たな氷川きよしさん」を世に示すことになったのです。
デビュー20周年
#氷川きよし さん
— コロムビアレコード【演歌・歌謡曲】 (@columbia_label) February 2, 2020
中野サンプラザでのコンサート、ご来場ありがとうございました🤗
デビュー満20周年、おめでとうございます✨!
🎂まんじゅうケーキ🎂
明日から新曲「母」のリリースイベントを行います、
そして2月4日「うたコン」で披露します🎤!
これからの「氷川きよし」から目が離せない👀 pic.twitter.com/3GNX1zdgbg
そんな中に迎えた2019年、氷川きよしさんにとってはデビュー20周年という節目を迎えます。
この節目に、氷川きよしさんはありのままの自分をさらけ出すと新たな決意を固めました。
そのために今年のはじめから自分の中では決意していて、本当の自分を表現しよう、ありのままの自分を表現しようと、もっと自分の中に持っているもの、自分の才能っていうんですか、持っているものをもっと生かせられたらいいなっていう思いで歌ってきたし、自分の限界を決めないで次のドアに行こうって、負けないように一緒に頑張ろうねと自分の中で戦ってきた」
引用元:ENCOUNT
幼少期から常に自分を出さないように生き、皆が求める男性演歌歌手として歩んできた氷川きよしさん。
喉の手術と新ジャンルの曲が、隠してきたありのままの自分をさらけ出すきっかけとなりました。
そして迎えたデビュー20周年に、ジェンダーレスをカミングアウトし、思いっきり新たな自分を表現されています。
この姿に勇気づけられる人もいると思います。
氷川きよしのジェンダレス!手術したって本当?
ジェンダーレスを公言した氷川きよしさんですが、2021年の「音楽の日」音楽の日に出演した際、胸が膨らんでいることから一部では豊胸手術や女性ホルモンの注射をしているのではと噂になっています。
本当に手術をしているのかできる限り調査をしました。
まずは、胸のふくらみが分かる画像をご覧ください。
確かに、これを見るとしっかり胸があります。
豊胸に関して近年では、性同一性障害の方だけでなく、女装をする男性も豊胸手術をする方もいらっしゃるそうです。
また、女性ホルモンの注射をすることで、胸が膨らみ、体つきが女性的になるとされています。
美魔女化が止まらない氷川きよしさんも何かしているのではと疑いたくなりますね。
しかし、これらの可能性は低いのではないかと思います。
そのわけは、服装や衣装によって胸のふくらみがあったり、なかったりしているからです。
インスタグラムに投稿されたすると、先ほどのような胸のふくらみがない姿もチラホラ見受けられます。
このことから、氷川きよしさんの胸のふくらみは「パット」を入れたものではないでしょうか。
その時の衣装や服装、シチュエーションによって、胸のふくらみがほしいなというときに胸にパットを入れて、自己プロデュースをしているというのが調査の結果です。
この姿が性別の枠を超えた「ジェンダーレス」の氷川きよしさんということだと思います。
まとめ
突然、女性化して世の中をざわつかせた氷川きよしさん。
若くしてブレイクし、順風満帆に見えた氷川きよしさんの人生は、苦悩の連続でした。
しかし、自分の決意ひとつでここまで変われた姿は、多くの人に勇気を与えるのでないかと思います。
ジェンダーレスをカミングアウトした氷川きよしさんが、これからどんな音楽や生き方を世の中に届けてくれるのか楽しみです。
最後までお読みいただきありがとうございました。